杉江デザイン事務所

お客様の事業・活動に寄り添うデザイン
2019/11/15

・ハウス@ミキリハッシン(アパレルショップ)
の事例を追加しました。事例ページをご覧ください。


2019/04/09

・Cilk(ファッションブランド)
・KAMIYA ARCHITECTS(建築事務所)
・周年記念サービスLP
の事例を追加しました。事例ページをご覧ください。


2019/03/01

・PR01 TRADESHOW(展示会)
の事例を追加しました。事例ページをご覧ください。


2017/07/25

こんにちは、杉江裕視です。

今日は、記事のご紹介です。

最近、よく読ませていただいているサイトがあります。「ベイジの日報」という、ベイジという制作会社さんのブログコーナーです。
内容的にも勉強になることが多いのですが、最近特に印象深かった記事をご紹介します。

すべての人が情報発信をすべき理由
https://goo.gl/buJhJJ

かいつまんで書くと、

  • ネットで情報発信をするために、必要なレベルというものはない
  • Aという業界・分野において10段階でレベル10の人の発信は、確かに全員に参考になる
  • しかし、レベル5の人の発信も、レベル5未満の人たちには役に立つ
  • たとえレベル1でも、これからAの分野を目指す人には貴重な情報になるし、見込みのある未経験者を探している採用担当者には有益である
  • 本を書くならば高いレベルが必要かもしれないが、たとえばレベル3の人がレベル2以下の人に届けることができる、これがインターネットの凄さである

みたいなことが書いてあります。詳しくは是非リンク先からご覧下さい。
(上記は前半の概要です、後半も面白かったです)

レベルで振り分けられないことも勿論ありますが、
「書くからには立派なものを書かないと…」
「こんなこと、人にとってはアタリマエ過ぎて偉そうに言えないのでは」
と足踏みしてしまいがちな自分にとってはハッとさせられる記事でした。

この記事のおかげで自分も少しずつブログを書き始められたと言っても過言ではありません。
飛ばし過ぎるとバテそうなので、焦らずコツコツと書いていこうと思います。

読んでいただきありがとうございました。


2017/07/21

こんにちは、杉江裕視です。

ようやくデザインっぽい内容の記事を書きます。
このブログを読んでくださっているのは非デザイナーの方も多いと思いますが、そんな方にも興味を持ってもらえたら幸いです。

先日書いた「解像度を上げること」に関連して、僕が以前通っていた新宿私塾というタイポグラフィのスクールで教えていただいたスペーシング(=文字間調整)のトレーニング方法です。

新宿私塾とは

新宿私塾とは、朗文堂という出版社が主宰する、半年単位で開催されるタイポグラフィのスクールです。
「タイポグラフィ」とは元々は「活版印刷術」を表す言葉で、現在では「文字を大胆に使ったデザイン」や「文字そのものをデザインする」といったシーンなどでよく使われる言葉ですが、自分的にはもう少し広義に「文字を適切に扱うことで、意図したメッセージを正しく伝えること」と捉えています。

これまでデザインを体系的に学んでこなかった&絵を描けるわけでもない自分にとって、タイポグラフィは一つの光明というか、デザインを志す/デザインを学ぶ上で大きな軸になっていますし、新宿私塾で学べたことはとても貴重な経験になりました。

スペーシングの訓練について

詳細は省きますが、内容としては「minamimon」という単語をA4用紙に大きく印刷して1文字ずつカッターで切り離して、最適な文字間隔になるようピンセットで並べていくという訓練です。

※「最適な文字間隔」というのは、使用する書体や、デザインの意図により変わる可能性もあります。(「緊張感を高くしたい」場合は詰め気味になりますし、「ゆったりした雰囲気にしたい」場合は開け気味になります。ただしアルファベットの場合、小文字で文字間を開けすぎるのは読むリズムが崩れるので望ましく無い)
このトレーニングでの文字間隔は、小文字「m」の縦3本線(ステムと言います)の隙間の間隔を基準として、それぞれの文字が全て均等に並ぶよう調整をしていきます。
「m」を基準に均等に並べると言っても、「n」の中央にある余白は「m」よりも大きいですし「a」「o」など全然違う形の文字ももちろんあります。数値的にぴったり測れるものでは無いので、「人間の目で見て、どこかが開き過ぎたりくっつき過ぎたりしていない」という状態を見つけられるよう繰り返し訓練します。

当時のスキャンデータが残っていたので3枚ほど貼ります。
(作業途中の写真も撮っておけば良かった…)



間違えて同じ画像が3枚並んでいるのではありません。それぞれ別モノです。
「oの左右はあと髪の毛一本分空けるか…」
「nとaの距離が遠すぎる気がする…」
「あっ、こっちを動かしたらその横も直さないと…」
みたいなことをひたすら調整していきます。

やっていると段々よくわからなくなってくるのですが、先生がささっと直すと確実に良くなっていて、スペーシングの奥深さを感じたことを覚えています。

タイポグラフィにまつわるアレコレについては今後も書いていきたいと思いますが、今日はひとまずここまでとします。

読んでいただきありがとうございました。


2017/07/18

こんにちは、杉江裕視です。

先日、「解像度を上げること」というブログを書きました。
(仕事において、細部をクリアに見る(=解像度を上げる)ことが大事、という主旨)

今日は、解像度を上げる要因となるものについて書いてみます。
それぞれ関連する部分もあるので明確な分類ではないのですが、自分なりに4つにまとめてみました。

好きになる

クルマが好きな人は、一目見ただけで車種やいつのモデルかということまで即答できたりします。(僕は残念ながら車に全く詳しくないので、エンブレムを見てかろうじてメーカーが分かるかどうかくらいのレベルです…)
音楽が好きな人は、好きなジャンルの音楽をさらに細分化して認識することができます。僕は少しバンドをやっていたので、音楽を聴く時ついドラムやベースの運びを気にしてしまいます。
好きなものは詳しくなるし、細かい部分の差にも敏感に気付けるようになります。

自分で体験する

高校生のとき、足を怪我して松葉杖を使っていた時期がありました(慣れない松葉杖で通学がかなり大変でした)。その時、それまで意識してなかったのですが人の多い駅などでは意外と松葉杖を使っている方がいることに気付きました。
そして最近、娘が生まれて自分で抱っこ紐やベビーカーを使うようになってからは「こんなに妊婦さんやベビーカーを使ってる方がいたのか」と驚くくらい、周りの見え方が変わりました。
自分で体験することで、今まで見えてなかったことが見えたり、見る角度を変えられるようになります。

触れる機会を増やす

頻繁に触れるものは、だんだん細部まで見ることができるようになります。漁師さんが海を見て「今日は荒れるな…」と検討がつくのも、日常的に海を見る経験があってのことかと思います。
また、エスキモーは雪を表す言葉が何十種類もあるという説があります(諸説あるようです)し、日本も雪の多い地方では粉雪、たま雪、わた雪など様々な呼び方があります。
日常的に見る機会が多いものほど、わずかな特徴を認識して区別できるようになります。

仕事にする

自分の仕事に関することは否が応でも気になるようになります。いわゆる「職業病」というやつで、接客業なら普段も店員さんの動きひとつひとつにかなり敏感になると思いますし、僕は街を歩くときは看板のデザインや文字組みにばかり目が行ってしまいます。(それは仕事だからと言うか好きだからなのですが)
仕事にすることで、自然と関連することに目が向くようになります。

※この記事の趣旨は「仕事において解像度を上げるためにどうすれば良いか」なので、その解答として「仕事にする」では堂々巡りになってしまいます。
ここで重要なのは、「自分が仕事だと思っていることの範囲の拡張」です。(「問いのレイヤーを上げること」にも通じます)
上の接客業の例で言えば、接客業の仕事はお客様に自分の店の商品をただ売ることではなく、お客様に心地よい時間を過ごしてもらうと考えれば、そのために身に付けるべき知識・技術は拡張されます。
自分のデザイナーとしての例で言えば、デザインを作るだけでなく、それに至るプロセスやお客様とのやりとりも大事な仕事だ、ということになればおのずと気を付けるポイントは増えます。

まとめ:「当事者になること」

これらのことをまとめると、「当事者になると解像度は高まる」ということだと思います。僕が仕事で関わらせていただいている会社では「当事者意識を持つ」「ワガゴト化する」という言葉がひっきりなしに出てきますが、それは当事者になることがいかに重要か、そして難しいかを物語っています。

自分がもともと好きなことや、自分の体験に基づいたことを仕事にできるのがひとつの理想ですが、そうではないことも多いと思いますし、好きな仕事だからといって100%すべての作業を興味津々でできることは稀かと思います。
そんな時は、そのことをすっごい好きな人に魅力を聞いてみたり、たとえ手間でもあえて実際に体験してみたり、意識的に目に触れる機会を増やしてみたりするのも良いかもしれません。足の怪我はできればもう避けたいですが…。

 
読んでいただきありがとうございました。